写真・図版
NMB48のコンサートの席上、奈良市観光大使の委嘱状を受け取った出口結菜さん(中央)=9日、大阪市西区 ©NMB48

 大阪・難波を拠点に活動するアイドルグループ・NMB48のメンバーで奈良県出身の出口結菜(ゆいな)さん(23)が奈良市の観光大使に就任することになり、9日に大阪市内であったNMB48の14周年コンサートの席上で委嘱式があった。

 出口さんはSNSを通じて奈良市をはじめとする関西のグルメやお出かけスポットについての情報を積極的に発信しており、「特に私と同年代の人たちをターゲットに、奈良市の魅力を広く伝えていきたい」と語った。

 出口さんは2018年にNMB48に加入。それぞれ4万人を超えるフォロワーを抱えるインスタグラムやTikTokで、「#ラビグルメ」と題し、おすすめの料理や店などを日々紹介している。

 奈良市観光協会のマスコット「しかまろくん」同席のもと、同市の栗山稔・観光経済部長から委嘱状を受け取った出口さんは「観光大使になる夢がかなって、親孝行ができた気持ち。個人的におすすめしたい場所は(18年に再建された)興福寺の中金堂(ちゅうこんどう)。歴史と現在が交錯し、緑も豊かな奈良へぜひ足を運んでほしい。奈良のグルメ紹介にも引き続き力を入れていく」と呼びかけた。(阪本輝昭)

共有